メールの違和感

メールに関連して思い出したことがあります。

べつに大したことではないのです。
大したことではないけれども、人にはどうにも違和感を覚える事というのがありますね。

それは自分が出したメールに返信をもらった場合のこと。
送信されてきた文章の下に、前回自分が書いた文章がそのままべったりくっついていることが意外に少なくないのは多くの方が経験されていることだと思います。

これはメールソフトのデフォルト設定がそうなっていることが多いためで、ただ単に返信ボタンを押すと、自動的に親メールが返信メールの末尾にコピーペーストされるというものです。
ソフトがそもそもそういう作りになっているのだから、別にどうということもないことだと云えばそうなのでしょうが、マロニエ君はこれがどうも気になって仕方がないのです。

自分が人に送った文章を、相手側からの返信の画面上でもう一度目にするのは、半ば送り返されたようでもあるし、そこに自分の文章を見るのは、なんとなく恥ずかしいような気もするし、早い話が見たくないわけです。

これが自分の意志で送信済みメールを確認する場合はその限りではありませんが、相手から送られてきたメールのお尻に、機械的に自分の文章がくっついているという状況というのが、どうしても自分なりの自然の感覚に反してしまうようです。

人によっては、気にし過ぎと思われることでしょう。マロニエ君も割り切って受け流すようにはしていますが、これが性格なのか、そこに毎度違和感を感じてしまうのはどうしようもありません。

これはあくまでも個人間のプライベートなメールに限っての話であって、ビジネス上の特定の問答であるとか、通販の確認メールなどはもちろんその限りではありません。

郵便での手紙に例えるなら、送られてきた封筒の中に、以前出した自分の手紙がコピーされて同封されているとします。その目的が、いくら「アナタが以前出された手紙に対する返事が、今回送った手紙なので、そのコピーも同封します」という意味であっても、やっぱり奇異な感じというか、これを喜ぶ人はいないと思います。

というわけで、マロニエ君は返信を書くときに、まずはじめにすることは、返信ボタンを押して文章を書く前に、そこにコピーされた相手の文章を全部消すこと。
これが最優先の習慣になりました。