ショップでタブレット端末を受け取る際、基本的な使い方というか、メールがこうして、アプリのダウンロードはこうするというふうに、主なことは一通り聞いていたはずなのに、いざ自分でやろうとするとよくわかりません。
それをなんとか手探りしてでもどうにかしようという意欲が湧いてこないところが、やっぱりマロニエ君はこの手の楽しみには向いていないのかもしれません。
慣れない画面を触って思い通りに動かせない状況は結構なストレスにもなるし、いざとなればどうしても自分なりにサクサク使えるパソコンへ逃げ込んでしまいます。
とりあえずはじめの1週間はほとんど触るのも嫌で過ぎてしまいましたが、やっぱりせっかく契約したわけだし、むろんタダでもないわけだから、やはり少しは使えるようにならなくてはもったいない!と思って触ってみますが、現時点ではあまり進展はありません。
それでもYahooやGoogleの検索画面の出し方がわかったので、出先で何かを見たり調べたりすることはできるわけで、なにも無いよりは大変便利になったことは確かですが、ここで留まっては宝の持ち腐れなので、そのうち誰かにレクチャーしてもらわなければと思っています。
いずれにしろ、いうなれば世の中の景色さえ変わるほど、スマホとは、どこがそんなにも魅力的で楽しいのか、その片鱗ぐらいはいつか知ることができるかどうか…ま、知る必要もないのだけれど。
ゆいいつ便利だったのは、ぎっくり腰で病院に行って待たされているあいだ、これを触っていると待ち時間もさほど気になることもなく過ごせたのは事実で、なにかと「待つ」ことが必要な場合には、これまでより退屈せず過ごせることは、たしかにこれは有効なおもちゃかもしれません。
いっぽう、先日も「これだからスマホはイヤなんだ…」と思うことがありました。
車の仲間の集まりがあって、このときは少人数がファミレスで会したのですが、5人中、ガラケーユーザーはマロニエ君を含むふたり、残る3人はスマホでしたが、ふと気が付くとスマホユーザーはいつの間にか押し黙って端末をいじるという場面が何度もありました。
べつに話を無視してスマホに熱中しているわけではないものの、折々の話題や情報を逐一ネットで確認しているらしく、そのつどスマホをいじってはその確証を得たように、あーこれね!という具合にやるわけです。
マロニエ君にいわせればべつに今しなくてもいいことにしか思えませんが、彼らは「今」が大事なんでしょう。
もちろん事と次第によっては、正確な情報を必要とする場合も稀にはあるけれど、大半はどうでもいいようなことを、いちいちスマホ操作のために話の輪から抜け出すのは、内心「またか…」という感じです。
それに、よほど若い世代の超絶技巧の持ち主なら知りませんが、普通スマホの操作というのは、本人は集中しているのでそれがわからないらしいのですが、周囲にとっては結構時間がかかって鬱陶しいものです。
繰り返しますが、本当に検索の必要のある場合は別ですが、多くはどうでもいいような事。
さんざん時間をかけてようやく出てきた画面はというと、小さくて、見にくくて、こちらも「へえ」とかいって見るふりはしますが、ほとんど意味を感じません。
やっぱりスマホ使いというのは即検索することが快感で、それをしなきゃ自分が落ち着かないんでしょう。
また、別の言い方をするなら、会話のいちいちを裏取りされているようで、あたかも人の言葉だけでは不安で、それをネット上で確認できてはじめて認定するみたいな流れでもあり、ちょっとヘンな感じです。
実はこのとき、バッグの中にはタブレット端末を持っていたので、ついでに使い方を聞くこともできたわけですが、そこでさらにそっちの世界に話題が傾いていくのもどうかと思い、ついに出さずじまいでした。
それはそうと、もともと機種変更する理由のメインであったバッテリーの保ちに関しては、予想以上の違いで、やっぱり新しいものはさすがだと感激しています。
これまでより何倍もタフになり、マロニエ君の使い方なら、充電は3日に1度でも余裕ですから、こんなことならもっと早く買い換えておけばよかったと思います。