整骨院いろいろ

ギックリ腰にまつわる話題はいささかくどい気もしますが、敢えてその後のことなどを。

時間とともにずいぶん快方に向かったものの、椅子から立ち上がる際などの傷みはなかなか消えてくれません。
これは、痛めた腰もさることながら、もともと運動不足だったところへ上積みするようにおっかなびっくりの生活が続いて、さらに筋肉が落ちたためだろうと思います。
できるだけ体操などをして筋力をつけなくてはと、ささやかなことはやっていますが、それだけでは不十分でしょう。

例の整体院に見切りをつけてからというもの、ネットの口コミなどを見てまわって、ついに自宅の近所にあるそこそこ評判の整体院があることがわかりました。

ためしに電話してみると、以前のところに較べるとずいぶんさわやかな感じで、「あつものに懲りて…」ではないけれど、事前に料金を聞いてみるとずいぶん良心的な設定のようであるし、ついでに電気治療は好まないとも言ってみると「もちろんOKです」とのこと。
ならば、店(院?)を変えて再挑戦してみようかという余裕が出てきました。

まずなにより楽だったのは、車で5分ほどと距離が圧倒的に近いこと。
以前のところは15~20分ぐらいの距離で、それだけでも通うのは大変でしたから。

店に入ると、限られた空間の中に、若い整体師が数名いて、カーテンで仕切られた施術台が左右に数台ずつ並んでいるだけのシンプルな構成で、電気治療の器具のようなものはほとんどありません。一見して整体師が身体を使って治療にあたる方針というのが伝わりました。
前の院では、院内を3つぐらいに区切って、電気治療専門のスペースもあり、巨大なマッサージ器のようなものが何台も並んでいましたし、通常の施術台の脇には例の「楽○○」なる稼ぎ頭と思しき最新機器が据えられていましたから、これだけでも雰囲気はずいぶん違います。

ネットで目にしていた若い整体師がいろいろ説明した上で施術になりましたが、やってもらっている間にも次々にお客さんがやってくるし、今どきは場合によって若い世代のほうが良いこともあるという典型かもしれません。
中途半端に上の世代になると、変に大胆というか、あくどいことを欲に任せてグイグイやってしまいますが、その点は若い人のほうが今どきの生き残りの厳しさや、利用者側の心理というのにも通じているように思います。

ずいぶん熱心にやってくれて経過もいいので、すでに数回通っていますが、料金は以前の院の1/10ほどになり、そのあまりの違いに嬉しいやら呆れるやら。

以前の整骨院はさらに思い出したことがあり、はじめに携帯メールの登録をすすめられ、これをすれば何かの料金(それがどうしても思い出せないのですが)1500円が無料になるということで、云われるままにしましたが、メール登録をしなければ、初回はさらにそのぶんが上乗せされていたわけで、その料金設定は笑うしかありません。

さてその携帯メールには、すでに10通以上のメールが来ており、常日頃から自分達がいかに皆さんの身体の健康を思っているかなど、歯の浮くようなことが綿々と書かれています。

さらに、数日前はハガキまで届いて、ここしばらくお顔が見えませんがいかがお過ごしでしょう、お身体のことを心配しています、また悪くならないよう早めにお出かけください、とあり、後半は○月○日までに来院されない場合には、再度初診料が発生しますので、それを念のためお知らせします、と、親切ごかしに、だから「早く来い!」みたいなことが書かれていて、図々しいのに必死さみたいなものが滲み出ていて苦笑してしまいました。

もう二度と行かないのだから、初診料の心配などしていただかなくて結構ですよとハガキに向かって言ってやりました。
それにしても同じ整骨院という看板を掲げていても、これほど甚だしい差があるというのは驚きですね。