今年は梅雨の雨もひどかったけれど、それ以上にこのところの猛暑は凄まじいものがありますね。
ここまでくると、ピアノの管理以前に、人間様が日々無事に過ごせるようエアコンもフル稼働状態です。
湿度もかなり高く、除湿機も回りっぱなし。
ゲリラ豪雨のニュースも聞こえてくる中、北部九州には一向に雨の気配もありません。
猛暑日とは「一日の最高気温が35℃以上の日のこと」だそうですが、むかしはどんなに暑くてもそんな温度になることはあんまりなかったように思いますので、夏は確実にむかしより厳しいものになっていっているようですね。
全国どこでも概ね同じだと思いますが、連日のように35℃レベルの暑さになると、世の中の何もかもがグニャリと萎れてしまうようで、人の動きも鈍ってくるようです。
とくに住宅街では、目に見えて人の往来が少なくなり、すべてを焼きつくすような直射日光とは対照的に、あたりは異様な静けさに包まれます。本当に暑い時には、蝉の声すらしなくなり、蚊さえもあまりいなくなるような気がします。
こうなると、マロニエ君にとってはエアコンはまさに命綱といっても過言ではなく、もしこれが連日の酷使によって故障でもしたらどうなるかと、つい怖くてネガティブなことを考えます。
それでなくてもエアコン依存症のマロニエ君です。
以前から、もしも真夏にエアコンが壊れた時は、一時的にホテルにでも避難するしかないなどと思っていましたが、最近は福岡市も慢性的なホテル不足で、とてもでないけれど急な予約は難しいらしいという話を耳にするなど、それを考えるとゾッとしてしまいます。
暑さの影響はあちこちに波及し、例えばマロニエ君のような車好きになると、車の体調管理にも憂いが出てきます。
こんな暑さの中で、街中の渋滞などを這いずり回らすようなことをしていたら機械を傷めるように思ってしまい、日中はできるだけ車も動かさないようにしています。
これほどの炎暑ともなると、気象庁から発表される気温どころではないのがアスファルトの路上の温度であるし、さらにエンジンという自らも猛烈な熱源を抱える車にとって、こんな灼熱地獄で酷使されることは、機械にとってもかなりのストレスであり、消耗であるのは想像に難くありません。
日が落ちればいくらかマシになるので、夜間は乗っているものの、日中はさすがに躊躇してしまいます。
家の中に話を戻すと、常時エアコンを使っていれば、それはそれで冷風にさらされることになるし、一歩部屋から廊下に出たときの強烈な温度差がこれまた予想以上に全身が圧迫されるようで、こんな温度差の中を行ったり来たりしていては、身体にも良いはずはないだろうと思います。
とはいっても、まさか廊下までエアコンで冷やすわけにもいかないので、とりあえず気を張って毎日過ごしています。
ピアノも調律を頼まなくてはと思いつつ、こう暑くては、なにもこんな猛暑の中にそんなことをしてもというような、直接の根拠にならないようなことが理由になって、あれもこれも先送りにしてしまって、これではいかんと思いますが、なかなか…。
というわけで、いまさら暑中見舞いでもありませんが、皆さまもどうか無事にこの厳しい夏を乗り切ってくださいますように。