手早くきれいに!

このところ急に寒さが厳しくなりましたが、早いもので今年も終わりに近づきました。
とくに平成としては最後の年末ですね。

年末ということで、お掃除ネタでおわるのも平凡ですが、まあ平凡で結構。

手早く済ませる、ピアノの塗装面(艶出し仕上げ)のお掃除について。

ピアノ掃除というかお手入れのためのケミカル品で、マロニエ君がどうにも好きになれないのは、メーカーが出しているピアノポリッシュの類で、あれはムラができやすく、きれいに仕上げるにはかなりの熟練を要し、うまく使いこなす前にイヤになってしまうことは以前にも書いた通り。

そこで自分なりにいろいろ試したあげく、ソフト99から出ている「ピアノ家具木製品手入れ剤」がもっとも使いやすく最良と思ってこれを使っていましたが、そうはいってもこれを塗布して磨きあげのはせいぜい半年〜一年に一回。
日常の殆どはホコリを取るだけの作業になりますが、これがなかなかしっくりくるものがありません。

基本は、ハンディタイプのホコリ吸着のモップ程度でいいと思うのですが、細かい部分や隅っこなどにホコリがたまるとなかなか除去するのが難しかったり、モップはモップで定期的に洗ったりする必要があって、それなりに手間がかかります。
また、厳密に言うと、軽いホコリ取り程度だけでは取れないホコリの層がしだいにできてきて、これをきれいにするには、やはりクリーナーを使うしかありません。

今回目をつけたのは、ダイソーなどで売っているフローリング用のワックスシートのたぐいで、売っているものは何種類かありますが、いずれも微量のワックスを染み込ませたクリーニングシートです。
使い捨てタイプで、何種類もありますが、だいたい12枚〜20枚入りぐらい。

もともとは本来の使用目的にそって床や階段を拭いていたところ、思ったよりゴミやホコリを除去するし、仕上がりも期待以上にきれいで、これはもしかしてピアノにいけるんじゃないかと思ったわけです。

ピアノの外側は、エアコン使用が続く時期ということもあってか、意外にホコリがたまり、きれいにしたつもりでもわずか数日でうっすらとホコリが見えてしまいます。

毎日のお掃除に怠りないような方はご参考にならないと思いますが、マロニエ君はピアノの掃除など週に一度するかどうかもあやしい状況で、うっすらホコリが見えるようになってようやく手をつける程度。

さらに、ホコリというのは、取っているつもりでも結局は掻き寄せてあっちへこっちへと移動させているだけということもあり、これを本当に除去するは意外に難しいもの。
とくにピアノはつやつやして平面が多いので、いやが上にもホコリが目立つもの。
さらに加湿器を使用すると、数日でピアノの表面にはうっすらと白い膜のようなものが付着し、これもハンディモップで取れないことはないけれど、もうすこしシャキッとさせたいところ。

このフローリング用のワックスシートは、当然使い捨てなので、ケミカル剤を使ったときのように柔らかい布を準備する必要もないし、モップでさえ定期的に洗濯することを考えたら、本当に簡単便利です。
おまけに薄いワックス効果もあって、細部までホコリを残さず簡単にきれいになるので、かなり使えると思いました。

ピアノを拭いた後は、ついでに部屋の中のあちこちをちょこちょこと拭いておけば、あちこちがきれいになるので今のところいいことずくめです。

もちろん、これは「ピアノ用」ではないので、自己責任にてお願いします。
ピアノがきれいになったところで、今年も終わりになるようです。
それでは来年もよろしくお願い致します。