ピアノ関連のある本のことを書いていたのですが、体調面のことがあって続けられずに遅くなっています。
それなのに、こんなことを書いたものかどうか迷いましたが、敢えて書いてみることに。
実はこの時期になって、ついに新型コロナに感染(たぶん)してしまったようなのです。
最近はマスク無しの人もチラホラ見るようになってきたし、なんとなく収束方向というイメージもあって油断していたこともあり、土曜にちょっとした集まりがあって長時間会食したりしていたのですが、それからキッチリ二日後の月曜の夜になって、体にわずかな倦怠感を感じるようになったのがはじまりでした。
とりあえず熱を計ってみると、36度台の後半になっていて、通常は36度未満というのが当たり前なので「あれ?」と思いましたが、深夜には37度を軽々と越えてしまいました。
(たぶん)と書いたのは、症状の動きの激しいインフルエンザとはあきらかに違う気がしたし、コロナであればどうせ薬はないだろうというわけで病院にも行っていないから、医療関係から正式にコロナという診断結論を得たわけではないためです。
それから5日間経過してようやく治まってきた感じがあり、素人判断ではありますが、自分ではほぼ確信をもって新型コロナだろうと判断してます。
幸いにして、熱は聞いていたほど高熱には至らず、激烈な苦しみなどもなかったけれど、ただ、長年生きてきて、これまでに体験したどんな風邪やインフルエンザとも明らかに違うものが我が身を侵食しているというイヤな感覚があり、それが「新型」という未知の感じを裏付けているようでした。
発熱は最高で37.7度でしたが、はじめの4日間ほどの大半はほぼ37.1〜37.5度をキープしており、上下というのかほとんど波がなく、解熱剤を服用するとしばらくは36度台にまで下がるものの、効能が切れるとサッと元に戻る変な安定感にも独特な怖さがありました。
もちろん倦怠感や頭痛、鼻水、咳などがありましたが、どうも文字ではその不気味な感覚が伝えきれません。
かなり前、ワクチンも都合3回打ったし、個人的になんとかこの世界的なパンデミックをやり過ごしたかなぁと思っていたところへ、コロナウイルスはしっかりと我が身にも忍び寄ってきていたわけで、油断の間隙をつかれたというわけです。
知人によれば「ワクチンを打った人のほうが、却って感染しやすい」のだそうで、ワクチン効果に助けられただけで何の抵抗力もついていないから、そんな人がワクチン効果が切れた状態になると、もともと未接種の人よりも感染リスクが高まるのだと事もなげに言われ、変に納得してしまいました。
思い出せば、最近はインフルエンザと新型コロナの両方が流行っているとか、市内の学校でいまだにクラスター発生などニュースとしては聞いていましたが、なにしろすっかり緊張の糸は切れ、そんな情報は耳を素通りし、以前ほど深刻に受け止めなくなっていた矢先の出来事でした。
報道によれば、中国では今また経済活動を揺るがすほどの新たな波が押し寄せているのだそうで、どうやらこの夏も終わりじゃないようです。
皆様もどうかくれぐれもご注意ください。
【追記】熱や咳や倦怠感ばかりに気を取られていましたが、気が付いたら嗅覚がかなり失われていました。ここ最近は食べ物の味もイマイチで、塩分ばかりを感じ、それは体調のせいだろうぐらいに思っていたのですが、熱もどうにか収まったあたりで冷静さを取り戻すと、なんと一様にものの匂いがしないことに気づいたというしだい。
蚊取り線香のような強烈な匂いのもので、やっとかすかにわかる程度で、これは相当なものです。ネットによれば「コロナの後遺症」だそうで、回復には2週間から長い場合は半年ということもあるそうです。
コロナに感染したことは自己判断であることは書いていましたが、この嗅覚の件をもって確定していいと思います。