自己紹介

このブログを始めたのは2010年、きっかけは友人の何気ない勧めによるものでした。
ほんらい、何者でもない自分が何かを書いて世間に公表するなど、それまで思ってもみないことでしたが、見渡せば時代は変わり、新しいことへのささやかな挑戦というような言い訳をつけてながら、びくびくとやってみることにしました。

ピアノは人一倍好きなくせに、生来のなまけ者のせいでろくに練習もせず、なにひとつ成し遂げぬまま勝手気ままな趣味道を歩んできたのみです。
そんな私がブログなどやっても続くわけがないと思っていたのですが、どういうわけか一年が経ち二年経ち、それでも止めないで来たことに自分が一番驚いています。
「継続は力」という言葉がありますが、まさに継続することがモチベーションとなり、やがてブログも生活の一部として生活の中に根を張るまでになりました。

はじめはPianoPiaというピアノ雑学の同好クラブを立ち上げようという思惑が並行してありました。
というのも、私はフランスの某車が好きで地元にそのワンメイククラブを立ち上げて30年が経過しており、その経験を活かしてピアノにも新しい仲間が増やせれば面白いだろうと、至って安易に考えたのです。

ところがこれは大誤算で、ピアノというワードに反応しきてくださる方のほとんどが、ご自身で弾くことが主たる目的で、楽器そのものにマニアックな関心を寄せるとか、好きなピアニストを追いかけまわすようなマニアの方はほとんどいらっしゃいませんでした。
したがってピアノ雑学のクラブ構想は下火となり、もっぱら自分の思うところをブログその他の文章に書き連ねるスタイルが定着していったわけです。

その頃は、クラブ設立を前提としたホームページも作っていたので、そこをブログなどの記述の拠点のようにしていましたが、なにぶん無料サイトだったため、管理会社の都合で数年後には閉鎖され、いらいブログだけが焼け残って無料サイトで綴ることとなりました。

そのブログも気がつけば十数年が経過し、繰り返しますが私ほど継続力のない人間が、まがりなりにもこんなに長期に続けてこられたのは、それだけピアノが好きだったことと、世の中にはこんな素人の戯れ言にもお付き合いくださるありがたい読者の皆様がおいでだったからにほかなりません。

おかげで思いがけない方から愉快なメールを頂いたり、技術者の方からもお声をかけていただくなど、ネットならではの出会いもいろいろとあり、ピアノにおける新しい世界が開けました。
そんなブログでもあるのだから、せめてそれをもう少し大事にしなくてはと思い、独立したサイトを立ち上げる決断に至りました。
…だからどうということもないのですが、今後ともお付き合いくださいますよう、どうぞよろしくお願い致します。

追記;ながらく「写真なし」「コメントなし」のスタイルでやってきましたが、これを機にいずれも撤廃し、できるだけ写真を添えるように、さらにはコメント欄を設けてお声を伺えるように改めました。写真は掲載方法がよく分からなかったものの、あればそれに越したことはないので、できるだけ添付するよう心がけます。コメントはやはり直接のお声が聞ける利点を考慮して設けましたので、どうかお手柔らかに願います。