今年の5月ごろからマロニエ君が我が敵と思い定めて戦っているもの、それは憎き雑草です。
一時は完ぺきに殲滅してやろうと何日がかりで草取りに精を出ました。
屈んだ体勢での数時間にわたる連続作業を数日間繰り返すため、腰は傷め、血流不順で頭はフラフラ、失神寸前。
それでも努力の甲斐あって2~3度は当方の輝かしい勝利気分が味わえたものです。
ところが梅雨が到来し、降って降って降ったあげくの直射日光。
これを幾度か繰り返しているうちに敵は見る見る盛り返し、あっという間に形勢逆転してきました。
それでも梅雨のうちは作業を諦めていたところ、これが祟って、はれて梅雨明けを迎えたころには、あたりはもはや一変していました。
かつて勝利気分を味わったあの光景は見る影もなく、そこは所狭しとびっしり生い茂る雑草のジャングルと化しています。
しかも、数回にわたって完ぺきに近い草取りをやっていたために、生えてくるのはいかにも若々しい、活きのいい、青くつやつやとした雑草ばかりです。
まさに立錐の余地もないほどびっしりと生えそろい、その合間合間に上の木から落ちてきた実が芽を出して、雑草と新芽に完全に占拠されためちゃくちゃな状態となりました。
果たしてマロニエ君は暑さに弱く、湿度に弱く、蚊に弱く、とうていこの状況下で再戦を挑む気概は失っておりました。
それに、抜いても抜いても際限もなく無尽蔵に生えてくる敵のしたたかさは身に滲みてわかっていますから、これ以上戦っても当方の戦力を疲弊させるのみということが容易に判断され、ついには恐ろしや化学兵器の投入を思いつきました。
ホームセンターで該当品を購入し、梅雨明けを待ちました。
梅雨明け宣言と同時に照り返す容赦ない焼けるような直射日光は、まるで雑草どもの傍若無人を誘いこむようにみえました。
そこで間髪入れず散布開始。
中型容器を完全に使い切りましたが、さてさてどうなりますことやら。
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