年末年始にかけての長引く悪天候は、過去に経験したことのないものです。
昨日は本当に久しぶりに雨のない一日となりましたが、それもいつなんどき崩れ去るか、もはやまったく信用できません。
年末年始も雨や雪の降らなかった日はありませんでした。
当然ながら車のワイパーも毎日使わない日はないということになります。
以前、このブログでワイパー復活のウラ技をご紹介しましたが、マロニエ君自身もそれをいつもやっていて、ここ半年以上も本来なら交換するはずのワイパーブレードをまだ気持ちよく使っています。
ワイパーの掻き取り能力が落ちるのはゴムの劣化もありますが、多くの場合、実はゴムに付着したゴミや汚れが原因というのが前回書いたことでした。もちろんワイパーブレードの劣化は時間および使用状況・保管状況にもよりますが、汚れの除去によって車庫保管の車の場合は確実に二倍は長持ちするというのは間違いありません。
そこへ更に効果的な方法を発見して最近悦に入っているところです。
それは市販のピッチクリーナーを使うというものです。
というのもマロニエ君の車は常識的にはワイパーブレードを交換すべき時期を過ぎても、上記の方法でずっと延命してしてきたのですが、さすがにそろそろ交換する予定で、すでにパーツの準備も出来ています。
ところが雪は降る、みぞれは降る毎日なので、こんな時期に新品をつけてもただ傷むだけと思い、なかなかそれに着手するのもためらわれて延び延びになっているわけです。
さて、ピッチクリーナーというのはカーショップでもホームセンターでも簡単に安く手に入るもので、スプレー式のやさしい油落とし剤です。安いモノならヘヤースプレーよりも太くて大きな缶がわずか300円ぐらいで売っています。
これは油を落とすだけでなく、シリコンによる潤滑効果もあるので、塗装面など使うとツルツルになります。
これをウエスにつけて、軽くフロントガラスにのばして拭き上げます。
続いてそのクリーナーのついている部分でワイパーブレードの汚れを落とすようにゴムを掴んで何往復かさせました。
するとなんと、ガラスとワイパーゴムの両方の油膜などが取れた、もしくは少なくなったお陰で、圧倒的になめらかできれいな視界が確保されました。だいたい雪やみぞれなどはワイパーでは完全には掻ききれないのが普通ですが、この処理をした後では、確実に僅かな水滴まで除去されていき、ワイパーが動くのが楽しくなるようです。
まるでガラスまで新品になったようで、気分も爽快になってしまいます。
おそらくはシリコンのお陰でガラスとワイパーゴム双方の潤滑性が向上したことと、さらにはゴムに潤いが出たのではないかと思っています。
TVコマーシャルじゃありませんが、「あなたのワイパー、あきらめないで!」とでも言いたくなります。
ピッチクリーナーもこの程度の使い方なら、何年も保ちますから、ご興味のある方はぜひやってみてください。
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