大変なことが起こりました。
マロニエ君は知る人ぞ知るエアコン中毒人間なので、普段はもちろんのこと、就寝中であってもエアコンはつけっぱなしなのはいうまでもありません。
というか、タイマーで寝る、とか、寝るときは消す、といった人の気が知れません。
食事やお茶で同席する女性などが、こっちはもうちょっとクーラーが効けばいいのにと思っていると、「少し寒くない?」などというと、「ええっ!?」と思ってしまうし、逆にスーパーの生鮮食品売り場などは心地よさを感じます。
とくに野菜売り場などはときどき白い冷気が煙のようにもくもく下に降りているのなどをみると、思わず首を突っ込みたくさえなります。
マロニエ君の場合は、すでに体質化しているとみえて、寝るときにエアコンがないと、眠れないのは当然中の当然としても、さらには実際に呼吸が苦しくなって、まともに息も出来なくなり、吸入器のお世話になったり、体に発疹がでることも。
つまりマロニエ君にとって夏のエアコンは、いわば命綱のようなものなのです。
先日行ったロイヤルホストもエアコンの効きが悪く、二時間もすると両腕に赤いものが出始めていましたから、本当なら強くしてと頼むのですが、この日はつい我慢してしまいました。
さて、そんなマロニエ君の部屋のエアコンですが、数日前、明け方にふと蒸し暑いような気がして目が醒めました。
しかし、そのときはそれほど気に留めることもなく過ごしましたが、後であらためて注意してみると、あきらかに設定温度とはちがうなまぬるい冷え方をしているのがわかり、この連日の酷暑の真っただ中、全身に稲妻のようにショックが走りました。
その後はあれこれとスイッチをいじりまわしてみましたが、結局、効きが本来のものではないことは、認めたくないけれども明らかでした。
愕然として目の前は真っ暗になりましたが、放置するわけにも行かず、しぶしぶ修理依頼をしたら、最短でも3日後の訪問ということで、それがまたイライラ。
さて、この力の落ちたエアコンをいかにして丸2日間効かせて過ごすかが最大の課題になり、現在2日目を耐えています。