ちょっとした要件があって友人の携帯へ電話したところ、むこうはちょうど知人の入院見舞いに行って、たったいま車に乗ったところとだったと告げました。
それはちょうどタイミングがよかったと思い、1〜2分ほど話をしていると、友人が突然アッと言ったかと思うといきなり電話を切ってしまいました。どうしたんだろう…と、すごく気にはなりましたが、そこは敢えてかけ直すことはしませんでした。
というか、なんだか嫌な予感がしたので、とりあえず何もしないほうがいいような気がしたのでした。
それからしばらくの間、マロニエ君も落ち着かないまま待っていると、10分ほどして向こうから電話がかかってきました。悪い予感は的中しており、運転中に携帯電話を使用したことでパトカーに捕まったらしいのです。
この通話がもともとマロニエ君がかけた電話であったことで、責任の一端がこちらにもあるようで、申し訳なさがつのります。
言い訳のようですが、マロニエ君は「たったいま車に乗ったところ」というのを、文字通りドアを開けてただ乗っただけで、車はまだ動いていないと思っていたのです。もし、運転中と知っていれば普段からさっさと切るようにしています。
今、後のパトカーの中で反則切符を作成中だそうで、なんともいやーな光景が目に浮かびました。
摘発の方法がまた驚きでした。
なんでも、パトカーから電波を使って携帯電話を使用中かどうかを測定するのだそうで、使用中ということがわかると、そのまま40m追尾することで、違反が成立したということになるそうです。
この方法は、以前も聞いたことがあるにはあったのですが、実はマロニエ君はあまり本気にしていませんでしたので、やはり今回このようなことになって、それが事実だということがよくわかりました。
だとすると、街頭などで警察官が、運転中に携帯で話している人を「見ただけ」では、証拠不十分で摘発できないのだろうかとも思います。
ただ携帯電話を片手に持って運転し、通話もなにもしないで話しているフリだけをしたとすると電波による確認ができないわけで、そういう場合はどうなるのだろうかと思ってしまいます。
まさか運転中は携帯に触っただけでも違反というわけではないと思いますが…。
とはいっても、シートベルト装着などは、見ただけで摘発されるわけですから、まあ余計なことはしないことですが。
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今年聴いたショパン-No.19~24を拝読しました。読み応え
のあるシリーズでした。最近は恵まれていて、あまり
聞いたことがないピアニストも右クリックで動画検索に
入り瞬時に数曲効けるという王侯貴族でも不可だった
ことがモバイル環境で可能ですね。
私の良く聞くピアニストについては賛同できる面が多々
ありますが、やはりバレンボイムについては、彼しか
引き受ける人間がいなかったのだと思います。彼は
今の年齢66才でもベートーベンソナタ全曲ライブとか
破天荒な試みを成功させておりますし、ショパンも
かなり古くからレコードがあります。
彼のアコーギクなりルバートには鼻につく面がありますが、それなりに全曲大きな破綻なく収めるベテランが、
若手のキーシンに対していなかった(引き受けてくれる
人が)ということではないかと拝察します。
個人的には完成度はともかくバレンボイムのように何でも
弾けるといいなあ、と思う毎日です。普通の人にとって
人生はショパンにせよベートーベンにせよ全曲弾くには
あまり短すぎるものですから、その観点でバレンボイム
を評価している一人としてペンをとりました。今後の
エッセイも期待しています。