薬剤師

ちょっとした体調不良があって、昨日はじめての病院に行ったのですが、そこで処方箋をもらい、すぐ脇の薬局に薬を受け取りに行きました。
薬局内には若い薬剤師らしい女性がひとりいて、いきなり保険証の提示を求められました。
マロニエ君のこれまでの経験でいうと、薬局で保険証を見せろと言われた記憶はあまりありませんでしたが、ともかくはじめての場所ではあるし、ひとまずおとなしく従いました。

ほどなくすると、筆記用具をもってこちら側にパッと出てきたかと思うと、大したことでもないようなことをもっともらしく次々に尋ねられました。
住所まで言わせられそうになったので、それはさっき渡した保険証に書いてあるでしょうというと、すかさず今度は電話番号は?などと矢継ぎ早に質問してきます。
たたみかけるようなテンポの速いしゃべり方に、最初から嫌な感じがしていましたが案の定でした。

ようやく薬の準備ができ、渡す薬の説明をするのは当然としても、以前の別の薬はどれぐらいのんでいたかなどと、また関係のないことを口にして、それ(別の薬)がちょっと多すぎるような気がする…などと言い始めたのには驚きました。
保険証から過去の処方薬の履歴などを追跡できるのかとも思いましたが、よくはわかりませんし、今日のところはとにかくおとなしくして引き下がりました。

以前もある薬局で、薬剤師の女性が、まるで医師顔負けの堂に入った態度で「今日はどうしましたか?」と椅子に腰掛けて質問が始まり、問答ばかりで一向に薬の準備もせず、具体的な症状などをずけずけ聞いては指導的な口のきき方をし、それがあまりにもしつこいので、ついに、医師でもない貴女からなぜそのようなことを聞かれなければいけないのか?私はたったいま病院で診察を受けてきたばかりで、それに基づいて薬が処方されたのだから、貴女は自分のなすべき仕事をすればいいわけで、もし疑問があるのなら先生に聞くべきではといって回答を拒絶したことがありました。

これは極端な例としても、薬剤師には程度の差こそあれ、ちょっとこういうタイプがいるようです。
自分の資格を言い訳のできる範囲で濫用して、つかのまの医者気分を楽しんでいるかのような人。
病院に連なる施設の人間であるのをいいことに、人のプライバシーにズケズケ踏み込んできて、それを大抵の人が素直に応えるものだから、調子に乗っていい気分になっているのでしょう。

こういうことがどうしても見逃せないマロニエ君としては、さて次回がどうなるかというところです。

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