タンスの移動

またまたテレビネタで恐縮ですが、数日前、夕刊の一面トップに家電のエコポイントが12月から一斉に半分に減らされるという記事が出ていました。さらに来年からはポイント対象商品の設定基準が現行より厳しくなるということでした。

つまりは、現行のポイントを狙うなら、ぐずぐずしないで今のうちに買うしかないというわけです。
ポイントごときにいちいち反応するマロニエ君もなんだか恥ずかしいような気もしますが、どうせ来夏をリミットに買い換えなきゃいけない物で、しかも今ならかなりの高いポイントがつくのだから、やはり無視はできません。

さて、買うとなる自室の配置が今のままではテレビの大型化は絶対にムリで、なんとしても32インチのテレビが収まるスペースを確保する必要がでてきました。
その為には決して小さくはない、高さが220cmもある三段重ねのタンス二竿を、最低でも10cm移動しなくてはなりません。しかも片側に余ったスペースはないので、思いっきり力を込めることもできません。

これがテレビ購入にまつわる最大の難事業であり、はなから自分一人では無理だとわかっていたので、ついに友人に頼んで助っ人に来てもらいました。気軽に来てくれた友人でしたが、現場を見て想像以上の状況だったらしく一気に怖じ気づいてしまったようです。

正攻法でいくなら、中を全部外に出して、一段ずつバラして移動させるのでしょうが、面倒臭がり屋のマロニエ君としては、とてもそんな気の遠くなるようなことはしたくないし、だいいちする場所もないので、できたら男二人の力で強引に動かしてやれという目論見です。

いざ引っぱってみますがこれがビクともしません。あまり力を入れすぎるとタンスそのものが壊れてしまう危険も感じ、作戦変更。
下の部分は4段の抽斗になっているので、さすがにこれだけは外に出し、一人が空になった抽斗の部分を上に持ち上げ、同時にもう一人が引っぱるという方法をとると、上手く息が合ったのか、わずかに動きました。

この方法を何度も何度も繰り返すことで、ついに移動は完了しましたが、終わったときにはもうヘトヘトでした。
また、常に危険と隣り合わせだったことも事実で、もしあんなものが人間に倒れかかってきたら、まちがいなく大ケガか下手をすれば死に至るということも容易に想像できました。
よく大地震のニュースなどで家具の下敷きになって命を落とす人がいるとを聞きますが、今回はそれが実感をもって迫ってくる経験でした。

ともかく無事に最難関を通過できて、あとは電気店に行くだけとなりましたが、その前に一休みというか、妙に気が抜けてしまいました。

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