季節の変わり目

このところすっかり冷え込むようになりました。
冬の到来はなんとなく身も心も引き締まるようで、マロニエ君は寒くなるのは人がいうほど嫌いでもないのですが、季節の変わり目は体がなかなかそれに順応して切り替わってくれず、こういう時期を通過するのが一つの山ともいえます。

恥ずかしながら、自律神経があまり上級品じゃないためか、気温変化に対する適応力が低く、体がかならず一定期間抵抗するような気配です。
自分だけかと思っていたら、最近はこの手の体質の人がわりに多いらしく、明確な病気でもなく、だから病院に行ったところですぐにどうかなるものでもないために、人知れずじっと耐えるしかなくて、皆さんも苦労していらっしゃるようですね。いうなれば軽い慢性現代病の一種のようなものだろうと思います。

まわりをちょっと見回してみても、日常生活に際立った支障はないものの、こんな時期、どこか体調がすぐれないという状態の人は多く見られます。
アレルギー過敏やなにやらいつも風邪をひいているような人などもいますが、いずれも類似した部類のような気がします。
要は昔の人のような原始的な抵抗力が弱まってのでしょう。

さらにマロニエ君の場合で言うと、以前にエアコン依存症ということは白状したことがありますが、まさにそこに端を発したと思われる困ったクセがあって、ひとことでいうなら冷房か暖房のどちらかが作動していないと心理面でも落ち着かないのです。

落ち着かないぐらいならいいのですが、この時期はいわば四季の端境期で、中途半端なジワリとした冷え方をすると風邪をひきかけるのか頭痛がして、それがかなりひどいので大変です。
といってストーブを入れると、今度は熱くてムンムンしてきて消したくなる。消せばやっぱり寒い。
だからこういう時期は苦手ということになるわけで、はやくつけっぱなしに出来るぐらい寒くなってくれたほうが体調がよくなり元気もでるのです。

それにエアコン類を停止させると、空気の動きが止まり、同時に苦しげな「無音状態」に包まれるような気がして、これがまた妙に不安で気分的に苦手なのです。

似たような事で思い出したのは、屋内で飼われている犬は、人間が出かけて留守番をさせられる場合、静かすぎる部屋にずっとおかれると却って不安でストレスになるというので、人によってはテレビやラジオの音を小さく出してつけっぱなしにしておいてやるという話を聞いたことがありますが、なんだかまるでマロニエ君のエアコンもそれに似ているような気がしました。
要は、マロニエ君の心理レベルがそっちに近いということなのかもしれませんが。

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