エリア情報誌

つい先日のこと、ポストに赤い小さな情報誌のようなものが2冊入っていました。
真っ赤な表紙の可愛らしい冊子ですが、よく見てみるとマロニエ君の居住する地域に限定したエリア情報誌であることがわかりました。
季刊誌のようですが、すでに4号になり、ハガキよりやや大きい程度のポケットサイズで、厚さも100ページにせまる豪華なオールカラーです。

こんなものがあることをマロニエ君はまったく知らなかったのですが、発行元ではこの冊子の知名度をより
上げるべく、このようなポスティングを敢行したのだろうと思われます。
それにしても、ついに世の中はこんなものまで出てくる時代になったのかと思いました。

中を見ると、作り自体はまぎれもないプロの仕事で、きちんと作られたフリーペーパーなのだから驚きです。
発行元は地元の商工連合会ということになっており、そんなものがあることさえも知りませんでしたが、発行費用はここに加盟する会員達によって賄われているのでしょう。

飲食店を中心に、その他の様々な店、あるいは学校や病院などが情報として満載されています。
知っている店、知らない店など様々ですが、しかしエリアを代表するような肝心のところがいくつも抜け落ちていたりと、必ずしも地域すべての店舗や病院を網羅しているわけではないようで、これらを説き伏せるのに営業陣はさぞかし苦労していることだろうと推察できます。

とりわけこのエリアは開業医の激戦区なのですが、そのわりには載っていない病院が多く、どこも費用対効果を見極めようということで静観しているのでしょうか。
逆に有名店などはいまさらその必要を感じないのか、まったく出ていませんが、その地域で大きな商売をしているのならこういうことにもお付き合いがあってもいいような気もするのですが、それは甘い考えでしょうか。

現在の発行数は3万部とありますから、それなりの数のようです。
はたして実際の営業にどれぐらいの効果があるのかは知りませんが、みなさん商売のために連携して頑張っておられるのだなあと思いました。

中にはピアノ教室まで記載があり、写真によると譜面立の形状から察するにシゲルカワイを使っている先生も近くにいらっしゃるということがわかりました。
それにしても、写真で見る限りピアノの先生のレッスン室の独特な趣味は、みんな感性が似ているような気がします。

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