ワイパーの再生方法

12月というのに雨が多く、はっきりしない天候が続きますね。

ところで、皆さんは車のワイパーのブレード(ゴムの部分)はどれぐらいの期間で交換されますか?
これは当然ながら消耗品で、使っていくうち水滴の掻き取り効果が落ちてきて、きれいにかききれず小さな水滴が残ったり、幾状もの筋ができたりと、ゴムの劣化からくる性能低下は基本的に避けられません。
とりわけ青空駐車された車のワイパーはそれだけ劣化が早いともいえると思いますが、それにしても新品時のあの気持ちのよい感触はあまりにも短命だと感じられませんか。

そこで、たいへん簡単で、お金のかからない効果バツグンの復活法をお教えしましょう。
ブレードを交換したばかりのときの、あの気持ちのよい使い心地が簡単に蘇りますし、マロニエ君自身、これで交換のインターバルが倍ぐらいには伸びました。

ワイパーの性能が劣っていくのは、基本的にはゴムの劣化ということがありますが、実はそれよりも別の事情によって拭き取り性能は早々にダメになっていくのです。
その別の事情というのは、ゴムに付着したゴミや汚れです。

経験のある方もいらっしゃると思いますが、洗車などをしたついでにワイパーのゴム部分を雑巾などで拭くと、布に真っ黒い墨のような汚れの筋が付着すると思います。実はこれがワイパーのゴムに積もり積もったゴミのかたまりで、これがわるさをしてきれいな吹き上げを妨げているわけです。
これが甚だしくなると、ゴムがダメになったと判断して交換する人も多いと思いますしマロニエ君自身も長いことそうでした。
ところがこれ、ゴム自体はまだ弾性があって元気なのに、たまったゴミのせいで劣化だと誤認され、交換という間違った判断に至ってしまうわけで、なんとももったいない話です。

さて、その復活法ですが、なんてことはありません。
雑巾でも布でも構いませんので、ワイパーのゴム部分を掴むようにして軽くスーッと拭いてみてください。
すると真っ黒な筋状の汚れが付着するはずです。そこでゴムが布に当たる部分をちょっと変えて、これを何度も繰り返してやってみてください。
何度かやっているうちに黒い汚れが薄くなっていき、最後にはまったく布に汚れが付かなくなります。
そのときが堆積した汚れがなくなったというわけで、これでワイパーは新品の時の状態に限りなく近づきます。

果たして、雨の日にワイパーを動かしてみると、新品同様の一滴も残さないそのきれいな掻き取り性能に感激するはずです。施工は洗車時でもかまいませんが、できればワイパーと使うとき、つまり雨天時走る直前にやってみると効果絶大です。ついでに簡単にガラス面も拭くとこちらもゴミが取れて、ますますきれいに掻き取れます。
気持ちが良いだけでなく、きれいな視界は安全運転にも多いに役立ちますよ。

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