定例会と忘年会

今日はピアノサークルの今年最後の定例会と忘年会でした。
いつもながら皆さんにお会いして、それぞれの演奏を拝聴し、いろいろなおしゃべりと食事を楽しむ、たいへん充実した一日でした。

毎回感心するのは、皆さんよく練習されいろんな曲に果敢に取り組み、それを人前で発表するということを絶え間なくやっておられるというその目的意識や実行力には素直に頭が下がります。
聞けばいまだにハノンなどの訓練も怠りなくやっておられるようで、マロニエ君みたいな怠け者にとってはハハアと感心するほかありません。

また、こうしたサークル/クラブの類に属することが、きちんとした練習を積み直す格好の機会になるらしく、忙しい合間を見つけては練習に打ち込んでおられるようですが、ぜんぜんそういう前向きな刺激に結びつかず、定例会も近いというのにピアノをまったく弾かない日も珍しくないマロニエ君としては、ただただ自分を恥じ入るばかりです。
子供のころレッスンに通っている時分から、これ以上ないという恐ろしい先生と、最難関の音高音大を目指して必死に付いていく他の学院の生徒さんに混じって、そんな環境にいても尚なまけることをやめず、まさに曲芸のように時間をかいくぐってきたマロニエ君の体質は、死ぬまで直りそうにはありません。
「三つ子の魂、百まで」といいますが、まさにあれですね。

いまさら言うまでもなく、ピアノは本当に好きなのですが、そんなに好きなんだったら捻り鉢巻きしてでも練習に精進すればいいようなものですが、それとこれとは別なんですね…悲しいことに。

ところで、今日は新しい参加者の方で、マロニエ君の顔見知りの方が思いがけなくおられたのには驚きました。
調律師の方など、この世界は狭いということにもさすがに最近慣れては来ましたが、いまだにこういう想定外のことがあるのはピアノの世界独特の特徴だと思います。
以前お会いしたときは独身でしたが、今日はきれいな奥さんと一緒で、めでたくご結婚されたのもわかっていろいろと話ができました。

もうひとつ驚いたのは、このサークルのメンバーの中には、住まいがご近所の方の比率がきわめて高く、今日もまたひとり、カーナビの同じ画面に入ってしまうぐらいの距離の場所におられることがわかりました。
遠くからいらっしゃる方も多い中、メンバー全体の人数からすると一割以上ですから、やはり驚きです。

今回は忘年会も豪華なもので、ホテルのレストランでそれは行われましたが、広いテーブルにのりきれないほどのご馳走が次々に運ばれて、決して小食ではないマロニエ君も、まさにこれ以上ない強烈な満腹状態となりました。

帰りは途中まで皆さんと一緒に歩きましたが、一年前を考えると、人の輪が一段と強く大きく結ばれていることがウソみたいで、いやはや趣味というものは本当に素晴らしいものだと思います。

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