一年の終わりに

今年の元日から書き始めたブログですが、ついに一年が経ち、とりあえず途中で放り出さずに大晦日を迎えられることができて、ひとまずホッとしています。

これもひとえに、こんなくだらないブログをお読みいただく奇特な方がいてくださったお陰で、まったく工夫もない平凡な言い方ですが、心より御礼申し上げます。

実をいいますとマロニエ君はその昔、ブログなどむしろ馬鹿にしていたくちで、有名人でもなにかの専門家でもない、一介の人間がネットという手段を使ってブログという名の日記を書くなど、たいそうな思い上がりの露出趣味だと思っていました。
しかし、ぴあのピアのホームページをはじめる以上はある一定の慣習にも従い、曲げるところは曲げて、世間とのある程度の折り合いをつけるべきだという考えも次第に芽生えはじめました。

マロニエ君はこれといって得意なものもありませんが、とりわけネットだのホームページだのということが殊のほか苦手で、何をするにも友人知人の教えや助けに依存するばかりです。
昔、パソコンの使いはじめの頃も手取り足取り、何かトラブルが起きようものなら大騒ぎでした。
そんなデジタルオンチですから、むろんホームページを作るなどという大それたことは、当然できるわけがありませんでしたが、友人というものはありがたいもので、ホームページ作りに根気よく手を貸してくれました。

自分じゃできないくせに、つまらないこだわりだけはあるマロニエ君としては、デザインまで人任せにするのでは気が済みません。そこで、ホームページのいわば「容器」だけを作ってもらって、そこに自分で作ったパターンや撮ってきた写真をひとつひとつ入れ込んでいくという、まるで子供の手を引いてもらうような手間暇のかかる作業が始まりましたが、もちろん結果は見ての通りで笑ってしまいます。

まあ、やっていると少しずつ更新の仕方などはわかってきましたので、現在は友人の手はほとんど借りずに澄んでいますが、まだまだです。

その友人が、いうなればマロニエ君のホームページの師匠というわけですが、その師匠が言うには、「ホームページを作る以上はブログを書かなきゃダメだ」というので、はじめは断固拒否していたのですが、「いまどきホームページを作ってブログがないなんて話にもならない」と一蹴されて、ずいぶん悩んだ末に今年の元日に一大決心をしてスタートさせました。
そして、さらにその師匠が言うには、「ブログは基本的に毎日更新するもので、たまにぐらいでは誰も見てくれなくなる」と脅しをかけられました。曰く「せっかく見に来てくれた人がいても、なにも更新されていなかったら、だんだん見てもらえないホームページになってしまう」というのです。

他のことなら大いに反発するのですが、ホームページばかりは師匠の言う通りにしなくては仕方がなく、それで、だんだん奮起して書くようになりました。とくに今年も後半になると、ブログ書きが日課のようになってきました。
ご承知の通り内容は甚だお恥ずかしい限りのものばかりですが、それでも、少なくともピアノの練習よりはよほど根気よく取り組んだつもりで、それはひとえに見てくださる方がおられるということが気持ちの上でずいぶん後押しになりました。

この先、いつバタンと倒れるかはわかりませんが、続けられるだけは続けていくつもりですので、どうぞ来年もよろしくお付き合いのほどお願い致します。
望外のご高覧をいただき、本当にありがとうございました。

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