大型クルーズ船

皆さんは博多港に停泊する大型クルーズ船というものを見られたことはおありですか?

マロニエ君はまだないのですが、友人によるとこれがときどき港に来ていて、着岸時以外は沖止めされているらしいのですが、都市高を走っていると、ときどきその巨体を目にすることがあるのだそうです。
しかも、その大きさたるや、これまでの博多港ではついぞ見たこともなかったような巨大なもので、遠目にはまるで島のようにも見えるとか。

これは今話題の、中国人の観光客を乗せてやってくる大型客船らしく、この船が到着すると、貸切バスの軍団が埠頭で彼らを待ちかまえ、直ちに観光地などに連れ赴くようですが、彼らの本音はあくまでもショッピングにあって、観光はどうやら二の次のようです。
たしかに天神のデパートなどでも、最近は中国語表記を目にすることがありますね。
つい先日もテレビニュースで、秋葉原で「爆買い」をする中国人の買い物の様子が流れていましたが、どうやら彼らは我々のようにだらだらといろんな商品を見ながら買い物を楽しむのではなく、予めなんらかの情報を得ているらしく、買う物は事前に決まっているのだそうです。
そのために、ショッピングに当てられたバスの待ち時間も思いのほか短く、目的地に着くなり、各々目的の商品をめがけて一気に散っていくようです。

ニュースで見たのは、主に電気店での買い物の様子でしたが、わずか5分ほどの間に、40万円以上の買い物をする猛者、あるいは人気の炊飯器などを一度に十何個など、その圧倒的な買いっぷりは、まさに「爆買い」の名にふさわしいものでした。

店のほうでも売れ筋は把握しているようで、彼らの来店に合わせて在庫もふんだんに準備されているようです。

買い物が済むと、商品はいくつもの代車に載せられて待機するバスへと運ばれますが、あまり大量のために、床下の荷室には収まりきれず、ついには客室にまで商品をぎゅうぎゅうに押し込んだ状態でバスは動き出します。

さて、友人によると、しばらく途絶えていた上海ー長崎便が今年の夏に復活するのだそうで、使われるのはこの手の大型クルーズ船なのだそうです。
いつぞやも書いたかもしれませんが、日本と中国の距離は想像以上に近く、福岡を基点にいうと上海は東京よりもわずかに近く、北京は札幌とほとんど同じです。
ちなみに博多港からジェットフォイルで3時間弱で行ける釜山は、鹿児島と変わらない距離ですから、隣国は実は想像以上に近いのです。

クルーズ船による上海ー長崎の所要時間は24時間、料金は安いものなら片道7千円!という望外な安さだそうです。
ただし、いかに大型クルーズ船といえども7千円じゃあ個室など与えられないだろうとマロニエ君は思うので、乗り物が好きな人なら楽しいのかもしれませんが、はやく目的地に着きたいせっかち人間にはかなり厳しい旅になるような気もします。
ちなみに友人は就航したらぜひ乗ってみるのだそうで、7千円でももしかしたら個室なのでは…という希望的観測をしているようですが、さてどうでしょうか。

マロニエ君としては、まずは博多港に停泊するその「島のような」勇姿を見に行ってみようと思っています。
残念ながら2月の寄港はないようですが、3月は一転してずいぶんたくさん来るようです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です