大地震

11日はとんでもない大地震の発生で、日本列島はこれ一色になりました。

マロニエ君は夕方までこれをまったく知りませんでしたが、夜テレビで観るとありとあらゆる恐ろしい映像の連続でわなわなと驚くばかりでした。

とりわけ岩手などの漁港に押し寄せる猛烈な津波の勢いは、まさに想像を絶するものでした。
はじまりは静かに見えたものの、次々にコンテナがおもちゃのように動き出し、水勢が町中に入るだけは入ったら、今度はこれが逆流をはじめ、それに伴って家、車、ありとあらゆる家財道具などが根こそぎ、猛烈な勢いで持って行かれる映像は、何度見ても総毛立ちました。
もしやあの中に人がいるのかと思うと、これはまさしく悪魔の仕業としか思えません。

ほかにも美しい田園地帯に一気に黒い怪物のような津波が際限もなく、情け容赦もなくぐいぐいと押し寄せ、その血も涙もない破壊の様のすさまじさは、まるで地獄の光景でも見ているようでした。

ほかにも千葉の製油所に起こった、まるでパニック映画のような大火災。

横浜の路上では、割れた地面が互いにユラユラと揺れる様など、いやはや、これはとてつもないことが起こったものです。東京では帰宅困難者という人々が夥しく溢れかえり、空撮映像では立錐の余地もない人の海の中にバスがぽつんと止まっていたりと、みんなどうするのだろうと思うばかり。
東京の友人に電話してみますが、もちろん一切繋がりません。

さすがのマロニエ君もこんな日はのんきにブログなど書く気にもなりませんし、やはり地震のことに言及することになりました。

あちこちに避難されている被災者の方々も大変だろうと思います。
とりわけ、福岡も6年前の福岡県西方沖地震の経験で、大地震の後のとめどもない余震にさらされ続けることのいかにつらいかを経験しただけに、心からご同情申し上げる次第です。
余震の辛さは経験した者でないとわかりませんが、マロニエ君などはいつ果てるともない余震による不快感と恐怖で一時体調まで崩してしまい、その回復にはかなりの時を要しました。
とくに忘れられないのは、揺れるときに必ず聞こえてくる不気味な唸り音です。

もちろん家や家族を失った人達の衝撃からすれば、余震なんてものの数ではないのでしょうけれど。

見れば、避難所は停電で真っ暗で、しかも東北地方はまだ雪が降るほどの寒さの中で暖房もなく、そんな状況下では、若い人でも相当の試練ですが、ましてや高齢者の方々などが、これからこの厳しい時間と戦っていかなければいけないのかと思うと、本当にお気の毒でなりません。

さらに恐ろしいことには、福島原発の原子炉のひとつに水漏れが発生しているとかで、放射能漏れに繋がる可能性も高まってきていると言っており、どうなることかと緊張は高まるばかりです。

こんなこと書いていても仕方がないので、今日のところはこのへんで終わりにします。

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