続・カラス

過日書いたカラスの撃退術ですが、マンションのゴミ置き場をヒントにゴミ袋の入れる囲いを作りました。

使ったものは、むかし我が家で飼っていたラブラドールが、まだヨチヨチ歩きのころ買い揃えた、子犬用のケージの金網です。
これが大小8枚ほどあったので、いつか処分しなくてはと思いつつ、不燃ゴミとして出すのもサイズが大きいために、ずっと物置の奥に置きっぱなしになっていたのですが、これを利用することを思いつきました。
またとない廃物利用で、こういうのってなんか嬉しいもんですね。

これを上下前後左右に組み合わせ、手前にはドアらしきものを付けて、結束には強くて簡単なナイロンのタイラップを無数に使うことで、ついにゴミ袋用の小さな柵を作り上げました。

大きさがまた実に上手い具合に、45Lのゴミ袋をひとつ、余裕をもって入れるのにちょうど良い、まるで誂えたようなサイズに出来上がったのもなんともラッキーという感じでした。

網は格子状ではないものの、間隔は一方向に4cmぐらいで、どうみてもカラスが中に入ることは不可能なもので、これでは敵も手出しが出来ないだろうと思われて、完成したときには思わずニヤリとなりました。
さあ、「いつでも来い!!」というわけです。

このカラス防御用のゴミの柵は縦に長い直方体で、背面を壁にくっつけて置いているので、前面、上面、左右の両面という4面のケージの枠がカラスからゴミを守るという事になります。

そしていよいよゴミ収集の日がやってきて、これまでは鳥が活動しなくなる日没まで待たないと出来なかったゴミ作り(大小のゴミをまとめて収集袋に入れる作業)を昼間から始めるというだけでも我が家ではえらく新鮮な感覚で、出来上がったゴミのかたまりを恭しくこの囲いの中に入れました。
家人もこれまでに何度となく散々な目に遭わされてきており、無事に役目を果たすのだろうかと、いやが上にも期待が膨れます。

同じくケージで作ったドアを閉めて、開かないようそこに紐を結んで作業完了。
あとは夜になれば表にゴミを出せばいいわけです。

ちなみに人気TV番組の「秘密のケンミンショー」によれば、深夜にゴミ収集車が回ってくるのは福岡がとくに珍しいらしく、大半の地域では朝なんだそうですね。しかも前夜から出すのはダメなので、それでよく出勤時のダンナさんに奥さんがゴミを出させるというような光景があるのだということを知り驚きました。
これひとつでも、低血圧で朝の苦手なマロニエ君にとっては福岡はありがたいところです。

さて、そのゴミですが、出来上がった柵のなかにゴミ袋を入れてから、一時間ほどたったころでしょうか、なんと、はやくも庭にはカラスがあらわれましたが、キョロキョロしながらポンポンと庭を跳ねているだけで、しばらくするとパッと飛び去っていったのは、どうやら収穫がなかったらしく、思わずヤッタァ!と思いました。

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