練習会でした

昨日はピアノサークルの練習会でした。
今回はリーダー殿がゴールデンウィークで不在のため、マロニエ君が幹事役を代行しての開催でした。
とはいっても会場の予約や告知以外に何をしたというわけでもありませんが。

会場は市内のグランドピアノのある喫茶店で、そこを貸し切って使わせていただきましたが、普段の定例会とはまた違った雰囲気を楽しむことができました。
この喫茶店は音楽を主体にした店で、小さなコンサートなども随時おこなわれており、貸し切りで使うほかに、一般のお客さんの入店もOKの使い方であれば会場費はなんと無料!になるのですが、喫茶店利用が目的で来られた普通のお客さんを前にして、我々のようなシロウト集団が練習会をするのは営業妨害になると思われましたので、敢えて貸し切りでの利用となりました。

この店のピアノはわりに新しいヤマハのC5で、とても素晴らしいピアノでしたが、ふだん弾き慣れないヤマハのタッチにすっかり戸惑ってしまい、最後までこれに慣れることができませんでした。
ここの近くにある、定例会で何度か使ったことのあるスペースのC3もまったく同様のタッチであったことを弾いていて思い出しましたから、やはりこれがヤマハの標準的なタッチだろうと思われます。

あとからわかったことですが、今回は10人の参加者のうちの実に5人がカワイのグランドのユーザーで、これもなにかの必然か偶然か、そこのところはよくわかりませんが、みなさんピアノに関してはほぼ同意見であることが妙に納得できました。

マロニエ君も昔はともかく、今は普段はカワイに触れることが最も多いので、日本では最もポピュラーなはずのヤマハのタッチに戸惑いますし、出てくる音とのバランスの関係にもよく馴染めないようになってしまっていることに、我ながら驚いてしまいます。

目の前の文字が「K.KAWAI」じゃないことが落ち着かず、あの肉厚なYAMAHAの文字を見ただけで勝手の違うよその人みたいな気がしてしまいますし、これはきっと逆の場合もそうなんだろうなと思います。

そう考えると、どこのピアノでも待ったナシに弾かざるを得ず、しかもそれで自分の力を示さなくてはならないプロのピアニストというのは、本当に大変なことをやっているのだと思ってしまいます。

練習会終了後の懇親会は近くのホテルでバイキングとなりましたが、そこの宴会場の脇に置かれたピアノもヤマハで、このところ場所探しをしたほとんどの会場がヤマハでしたから、その一般的な普及率の高さは、とうていカワイの及ぶところではないようです。

もうひとつ感じたことは、マロニエ君みたいにメチャメチャ緊張するタイプの人間にとっては、会場は狭い方がよけいに緊張の度合いは高まるようで、広い方がまだいくらかマシということがわかってきました。
とはいっても、どっちみち緊張することに変わりはないのですが。

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