疲労困憊

昨日はピアノクラブの定例会でした。

このところ新しい方も増えて、以前に較べるとずいぶん大勢の集まりとなりました。
いっぺんにお顔と名前を覚えるのも大変なので、今回は名札を作って各々胸につけてもらうことになりましたが、やはり新しい方が急に増えると、なんとなくこれまでとはまた違った雰囲気になってきたようです。

定例会そのものは15時〜18時でしたが、終了後は徒歩で移動して博多駅エリア内のとある居酒屋での懇親会となりましたが、マロニエ君はここでとんだ状況に陥ってしまいました。
懸念された大雨にはならずに済んだものの、終始天候が悪くムシムシベタベタ、ヤマハの空調も劣悪で、それだけでも苦手だったのですが、懇親会の席についたころから喉の調子がおかしくなり、その症状はみるみる悪化していき、ものの30分ほどで、ほとんど声が出ないまでにかれてしまったのには参りました。

せっかくの懇親会で、新しい方ともいろいろな話ができるチャンスだったのですが、とうてい会話ができる状態ではなく、終わりまでほとんどを押し黙ったまま過ごすという、なんとも辛い状態になりました。
マロニエ君はもともと気管支が弱いのですが、いろんな悪条件が重なったのだろうと思います。

湿度もその一因です。
ふつう湿度といえば低いほうが喉には悪く、高い方がいいというのが一般常識だと思いますが、マロニエ君の場合は逆で、多湿な場合はかなりはっきり呼吸器にダメージが来てしまいます。
病院でそのことを言うと、多湿との因果関係はまず考えられないと医師に言われていますが、やはり本人が言うのだから間違いなく、それから数年経ちますがやはりそういう体質というのは変化がありません。

もう一つはストレスで、よせばいいのに苦手な居酒屋にいったばかりに、その猛烈なやかましさとアルコールの漂う空気の悪さにはどうしても馴染めず、このときばかりはファミレスが天国のように思えたものです。
やはりどんなに努力をしても無理なものは無理だということがわかりました。

さらに思い当たるのは、前夜、明日が定例会だというのにまったく練習もしないで、届いたばかりのダンプチェイサーの取り付けに夕方から没頭していたのですが、これがかなり響いたようです。
ピアノの下というのはどうしても掃除の状態がよくなく、目には見えないホコリなどもかなりあったのだろうと思います。ここで数時間、不自然な姿勢をしたまま必死になって、ああでもないこうでもないと格闘したために、相当無理をしたという自覚がハッキリありました。

ピアノ下は背骨を曲げないといられないところですし、そこで懐中電灯で照らしながら寝たり起きたり頭を打ったり、一度などは無理な姿勢の維持から体の左がひきつってしまい悶絶さえしてしまう有り様でしたが、マロニエ君も性格的にはじめた作業は終わるまで止められないのです。
ピアノの支柱の上面など、普段触れることもない場所には降り積もったホコリなどがあり、おそらく普段からは考えられない量のよろしくないものを吸い込んだと思われ、呼吸器の弱い自分としては自己管理という点で、甚だ不手際だったと反省しています。

我が家には2台ピアノがあり、サイズが大きいほうには二つ必要ということで、合計3台取り付けることになり、これを一気にやったものだから、結果的にそうとう無理をしてしまったようです。
しかもさっそくスイッチを入れたところ、ほどなくすると猛烈に気分が悪くなって体調が悪化し、おかげでろくに眠ることもできませんでした。

これ、たぶんハウスシック症候群みたいなもので、大型電気店にいくとわりにこれと同じような不快感に見舞われます。
友人の見解によると、電気製品に使われる科学的な素材や塗料や接着剤が、スイッチが入って加熱されることで、あたりにその害を撒き散らすとのことでした。ダンプチェイサーはそれ自体がヒーターなので発熱するのは当然というわけです。
この点は、一日経つとずいぶんマシになりましたので、この現象ははじめだけだろうと思われます。

それにしても、昨日眼鏡が合わない話を書いたばかりだというのに、マロニエ君的にはさらに苦手なことばかり折り重なってしまったトホホな一日でした。

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