考えてみたら自分の練習方法がまずいこともわかりました。
マロニエ君は昔から一つの曲を集中的に根気よくさらうということができないのです。
しばらく一つの曲をさらっていると、だんだん集中できなくなってくる。
よほど興が乗ってきたら熱中することもゼロではないが、大体において曲はあっちとびこっちとび。
常に4~5曲が練習中という状態におかれ、それがどれも中途半端になっているだけで、ようするに節操がないというか、根気がないわけです。
さらに思いつきであれこれと違う曲にも触ってみる。
こんな調子だからいつまでも練習中の曲が仕上がらないのも当然でしょうね。
でも、自己弁護するわけではないけれど、そもそも一つの曲ばかり来る日も来る日も練習するなんて、そんなことマロニエ君にはできるわけがないことです。
そんなことをしていたらその曲に飽きてしまうし、音楽的な感興も続くわけありません。
でも、普通レッスンに通う人などは同じ曲を仕上がるまでさらい続けるのでしょうね。
それだけでも尊敬しますが、でも、自分はそういう風にはなりたくないわけです。
ということは、反省していて実は反省していないという、どうしようもない自分がどうしようもないわけです。